クリスマスのテーブルを彩る、母国のパーティーメニュー

スロヴァキアにいた10代の頃から日本の文化に興味があったので、日本人の夫と母国で出会い、結婚後来日する事になった時も、嬉しい気持ちでいっぱいでした。そして、日本の料理を味わえるのもとても楽しみだった気がします。
今、食卓に上る料理の99%は煮物など日本の家庭料理なのですが、時には母国でよく食される
「ジャガイモ」をすりおろして入れたクレープや、ジャガイモ・お肉とともに鮮やかな色のパプリカのパウダーをたっぷり加えて煮込んだシチュー「グラシェ」も作ります。
また、クリスマスにも母国のパーティー料理が登場しますよ。魚のフライのほか、刻んだピクルスや玉葱、ゆで玉子入りのポテトサラダやマッシュルームなどで、うちの息子たちもよく食べてくれています。スロヴァキアには海がないので、魚のフライは鯉なのですが、小さい子どものいる家庭では、市場で買って来た鯉を食べるまでの間、お風呂に放して大騒ぎするんですよ!(笑)
2003年10月発行「泉州の最強ランチ本」 掲載