当店は1989年にこの地、泉南市にオープンしました。「仔羊」が美味しい!と多数のお客様に支持され続けている南大阪一をめざすフランス料理店です。
オーストラリア産の仔羊
フランス料理の材料のうち、料理人にとって非常に取り組みがいのある食材のひとつが仔羊(アニョー)です。まず応用範囲が非常に広い。フランスでは家庭の食事や野外バーベキュー、そしてもちろん高級レストランの料理など、TPOはもちろん季節によっても部位と調理法を使い分けるそうです。代表的な部位には背肉・肩肉・鞍下肉・フィレ肉・もも肉・すね肉などがあります。 仔羊は火の入れ方が難しい食材で、活かすも殺すも料理人の腕次第といえます。それぞれの部位の性質と特徴を見極め、食べる時の温度や時間を想定しながら火の入れ具合を調整するのです。また仔羊肉は甘み、香りともに牛肉よりも強く表現力豊かな食材です。微妙な焼き加減でその特性をより引き出してあげるのが料理人にとってのひとつの課題といえます。
地元獲れたての鮮魚
水質の良い大阪南部は、海の幸に恵まれています。 鮮度保持にこだわりを持つ「海の匠」が熟練の技と工夫と手間をかけて獲る鮮魚を、阪南市の尾崎にある江戸時代から続く老舗鮮魚店「藤左ヱ門」から“最高の鮮度の本当に旬の魚”を仕入れています。 特に食の匠シェフの間では超有名である、直福(のうふく)さんが獲る鱸(スズキ)は絶品。 通常、大阪湾の鱸はちょっと臭いイメージがありますが、直福さんは特別な三枚網を使い、岩礁帯にいる鱸を捕っているため臭みがありません。 また氷に詰めて出荷せずに、活けで出荷しているため鮮度は抜群です。それを藤左ヱ門さんが、鮮度を保つため神経を抜いて活け締めしているそうです。 藤左ヱ門さんの魚は、どれも鮮度がいいので、生でも加熱しても美味しくいただけ、お客様に大変ご好評をいただいています。
地元産季節の野菜
海と山に囲まれた泉南地域は山の幸にも恵まれています。 シェフの確かな目で厳選した、その季節で最も美味しく栄養豊富な旬の野菜を選りすぐり、お客様に提供しています。 地元の契約農家、吉積農園さんが作る、こだわりの有機栽培で丹念に作られた新鮮な野菜をふんだんに使用し、その独特の旨味を引き立たせるシェフの技、センスをぜひ一度ご堪能ください。 ここで食べるからこそ美味しい、今の季節に食べるからこそ美味しい。そして、鮮度が高いので身体にも安心でやさしい。そんな味がたくさんあります。旬の素材を贅沢に堪能でき、シェフの一品一品に手作りの温かさが伝わる丁寧で優しいメニューに癒されてみませんか。